あらすじ
主人公の藤宮桜子は、病院でたまたま拾った日記を読み、そこに書かれた“余命はもう少ししかない”という一文に衝撃を受ける。日記の持ち主である山内清悟と出会い、ふたりはお互いを通じて初めて出会った人に向けて“何かを残したい”と思い始める。
感想
この映画は、人と人との繋がりについて考えることができる。藤宮桜子は、日常的に人と接することを避けていた。山内清悟も同じで、自分の健康状態を隠し続けていた。しかし、偶然の出会いをきっかけにふたりはお互いに惹かれ、そして最後には“言葉を残すこと”が大切だということに気づいた。
映像的には、秋を舞台にした景色が美しく描かれ、さらに藤宮桜子と山内清悟の日々が丁寧に描かれている。音楽も、映画の雰囲気を引き立たせるような、美しい楽曲が多数使用されている。
まとめ
この映画は、痛みや喜び、その日常の中で何気なく見過ごされるような大切なものが、誰かの人生をもっと豊かにしていくために残されるべきだという気持ちを教えてくれる。映画を見た人は、きっと自分自身について考えることができるだろう。全体的に感動的で、本当に素晴らしい映画だと感じた。
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