『君と100回目の恋』レビュー

あらすじ

主人公の高校生・優太は、謎の病により100回しか記憶が残らなくなってしまう。ある日、彼は幼馴染の紗月と再会し、彼女との恋愛を繰り返しながら、その中で様々な真実を知っていく。

この映画は、音楽や映像表現など、ディテールに細かい部分までしっかり作り込まれています。また、福士蒼汰と土屋太鳳の演技も素晴らしく、その間に挟まる橋本環奈や中尾明慶のキャラクターも存在感があります。

しかし、100回という限られた記憶の中で恋愛を繰り返すという設定は、中盤以降少し嫌味に感じることもあるかもしれません。また、謎解きの部分に関しても、解釈が分かれる余地があることから、物足りなさを感じる人もいるかもしれません。

全体的に、『君と100回目の恋』は細部にまで手が込んでおり、キャストの演技も良い作品であると感じました。ただし、設定による嫌味や謎解きに対する物足りなさは感じられるため、おすすめ度はやや低めかなと思います。