映画『君の膵臓をたべたい』のレビュー

あらすじ

本作は、病気で余命がわずかしかない少女・山内桜良と、彼女に出会った学校一の人気者である『僕』の純粋な恋愛模様を描いた青春映画です。

印象に残ったシーン

本作では、桜良と『僕』が出会ってから、彼女の病気が発覚するまでの日常が細やかに描写されています。中でも、ハートフルな学校生活を送る彼らが、ふとした瞬間に桜良の病気の現実と向き合うことが強く印象に残りました。

桜良が『僕』に手紙を書くシーンや、桜良が絶望に打ちひしがれるシーンなど、泣けるシーンも多かったです。

演出・映像美

本作は、山内桜良の日記形式で進行していきます。そのため、彼女が描く絵が映画の世界観を大きく作り出し、映像美にも繋がっています。

また、映画のラストシーンで使われた、街並みが写った美しい空撮シーンも圧巻でした。

音楽・劇伴

本作の音楽・劇伴は、劇中のシーンに合わせて臨場感を増幅させるような演出がされていました。特に、桜良の病気が発覚するシーンで使われる楽曲は、彼女の内面に寄り添うような優しいものでした。

総評

本作は、青春映画としてはかなり泣ける内容でしたが、逆に言えば感動的なシーンが多くある分、作品に重い雰囲気が漂っていました。

キャストの演技も非常に自然で、特に主人公の二人の掛け合いが見物でした。

総じて、心に残る青春ラブストーリーとして見る人も、思わず涙してしまう感動作として観る人も、どちらの感性にも響く映画だと思います。


投稿日

カテゴリー:

投稿者:

タグ:

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です