映画レビュー：「アラジン」

あらすじ

貧しい少年アラジンが、生きるために盗みをしていたところ、美しい王女ジャスミンに出会う。ジャスミンは自分たちの城から抜け出したいという気持ちをもっていた。そんな中、アラジンは魔法のランプを手に入れ、ジーニーという魔法の精霊を召喚することに成功する。しかし、欲望にとりつかれた悪のヴィラン、ジャファーと戦うことになる。

キャスト・スタッフ

監督：ガイ・リッチー
主演：メナ・マスード、ナオミ・スコット、ウィル・スミス

感想

この「アラジン」は、ディズニーのアニメーション版を実写化したものですが、見事に再現されたアグラバーの世界、カラフルな衣装、魔法のランプ、ジーニーなど、原作の雰囲気を忠実に再現しています。

主演のメナ・マスードが、アクションシーンをはじめ、ダンスや歌唱など、マルチにこなしていて素晴らしい演技力を発揮していると思います。また、ナオミ・スコットが演じるジャスミンも、現代的な女性像を表現しており、自分の人生を自分で決めるという強い意志を持っています。

そして、ウィル・スミスが演じるジーニーが、本作の一番の魅力です。オリジナル作品のロビン・ウィリアムズが演じたジーニーのトーンを踏襲しつつ、ウィル・スミスならではのユーモアやパフォーマンスで、場面を盛り上げてくれます。

昔は、実写化されるとがっかりすることが多かったのですが、本作は原作を改変することなく、忠実に再現されているため、原作と同じくらい楽しめる作品に仕上がっていると思います。

まとめ

「アラジン」は、ディズニーの名作を実写化した作品ですが、原作の雰囲気を忠実に再現することに成功しています。メナ・マスード、ナオミ・スコット、ウィル・スミスが素晴らしい演技を見せてくれるとともに、ジーニーの登場が映画を盛り上げます。原作を愛するファンにも、初めて作品に触れる人にも楽しめる作品です。