「天気の子」レビュー

ストーリー

　雨が降る日は晴れた日に比べて、「雨の日の方が、死ぬことがある」。そんな不思議な言い伝えが残る、東京の下町。
主人公の高校生・帆高（ほだか）は、天気を操る”晴れ女”・陽菜と出会い、彼女から自身も天気を操る力を持っていることを知らされる。
だが、陽菜は何者かに連れ去られ、帆高はそれを追いかけるうちに、自分の力を通じて、東京を襲う壮大な“天気現象”の核心に引き込まれていく。

キャラクター

・帆高（ほだか）
主人公。落書きを描くのが趣味で、父親との確執があった。

・陽菜（ひな）
帆高と出会った晴れ女。天気を操る力を持っている。

・森本（もりもと）
帆高と同じ高校に通っている友達。

・美知留（みちる）
席が隣同士の帆高と陽菜のクラスメイト。クールで高飛車な性格をしている。

視覚効果

本作の最大の特徴は、圧倒的な美しい映像と音楽だ。
パリでの悪天候を描いた「アマリリス（曲名）」シーンや、陽菜が水しぶきを上げながら空を駆け抜ける「グランドエスケープ（曲名）」シーンなど、映像による表現が夢幻的で、美しかった。

評価

本作は、天候を題材にした作品群の中でも、特に優れた出来であると言える。
映像、音楽、ストーリー、すべてが巧みに組み合わされている。
特に音楽については、本作のテーマである「famous by morning」は、劇中の重要な場面で使用され、人々の心に深く響く。
グランドエスケープは、大迫力の追撃シーンで使われるなど、音楽と映像の融合が圧巻だった。
作品のメッセージも、逆境にも負けず、希望を持ち続けることの大切さが描かれており、心に響くものがあった。
　全体的に、言うことなしの素晴らしい映画である。

参考URL: https://tenkinoko.com/