「君の膵臓をたべたい」 レビュー

あらすじ

主人公の高校生・亜人(あじん)は、高校の級友である山内桜良(やまうちさくら)から、「自分には『膵臓の病気』がある」という秘密を聞かされます。それ以降、二人は共に過ごすようになり、彼女の最後を一緒に見届けます。

感想

本作品は、「青春ラブストーリー」というジャンルの中で、亜人と桜良という二人の純粋な恋愛模様が中心になります。また、桜良の病気が発覚することで、二人の切ない関係性や、生きることや命について考えさせられる場面が多くあります。

映像面では、美しく優しい春の風景や、中盤からの秋の景色など、季節を感じられる美しい映像が印象的でした。また、音楽にも力が入っており、主題歌「群青の日々」は、ストーリーのテーマに合わせて聴く者の心を揺さぶります。

ただし、青春物語ではありますが、ストーリー全体を通して切なく、胸が痛くなる場面も多く、笑って終われるような清々しいラストシーンではなく、感慨深いシーンで終わるため、涙が出る人も多いことでしょう。

まとめ

本作品は、青春ラブストーリーとして定番となっている「病気」モチーフを扱っていますが、ストーリーの展開や演出によって、敢えて作品自体により重厚な雰囲気を持たせていると感じられます。映像や音楽も素晴らしく、多くの人に感動を呼び起こす作品であることは間違いありません。


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