ストーリー概要
『君の膵臓をたべたい』は、住野よる氏による青春小説を原作とした映画作品です。主人公・僕役の山崎賢人さんが、同じクラスの病気を患う私役の浜辺美波さんと深まってゆく関係を描いた作品となっています。
物語の始まりは、僕が高校3年生の時の夏。授業中に偶然拾った「共病文庫」を通じて、僕は私が「膵臓の病気」であることを知ることになります。私は、命が長くないことを知りつつも前向きに生きることを決め、僕と一緒にたくさんの思い出を作ってゆくのでした。
キャスト・演技
山崎賢人さん演じる主人公・僕は、原作のイメージそのままに、内向的でマイペースな性格がよく表現されています。浜辺美波さん演じる私は、病気に負けずに明るく前向きな性格が印象的で、共に過ごす時間が長くなるにつれ、二人の距離が縮まってゆく様子が感情移入できる演技となっています。
また、オダギリジョーさん演じる放課後の動画研究会の先生や、池松壮亮さん演じる僕の幼馴染の役など、脇を固めるキャスト陣も素晴らしい演技を見せています。
映像・音楽
映像は、雨の中でのシーンや、星空の下で過ごす二人のシーンなど、美しい映像が多くあります。また、私が愛読する小説『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』で、ストーリーの重要なモチーフとなっている「君の膵臓をたべたい」というタイトルの小説を、劇中で映像化したシーンもあり、原作ファンにはたまらない演出となっています。
音楽は、背景音楽としてAimerさんが歌う主題歌『あなたに出会わなければ~夏雪冬花~』や、僕が弾いているピアノの音色が印象的で、劇中のシーンに合わせた緻密な音楽制作がされていることがうかがえます。
感想・評価
『君の膵臓をたべたい』は、原作の世界観を忠実に再現した映画作品となっています。キャストの演技や映像、音楽など、細かなところまで丁寧に制作されており、原作ファンだけでなく、映画を観たことがない人でも十分に楽しめる作品となっています。特に、病気を抱える私が前向きに生きてゆく姿勢に感動する人も多いのではないでしょうか。一度は観てほしい、オススメの映画です。
以上が『君の膵臓をたべたい』のレビューでした。
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