映画『ミッドサマー』のレビュー

ストーリー

『ミッドサマー』は、主人公ダニの恋人クリスチャンが所属する大学の友人たちと、スウェーデンの村で行われる祭りに参加するために訪れたダニの物語です。ダニは自殺した両親とのトラウマを抱えており、クリスチャンもダニとの関係に疑問を持ち始めていました。

村に到着した彼らは、古い伝統的な儀式を体験し始めますが、次第に儀式には恐ろしい秘密が隠されていることが明らかになっていきます。

印象

本作は、監督のアリ・アスターが描く「現代の妖精話」ともいえる作品です。映像美は非常に美しく、スウェーデンの美しい自然景色に儀式の華麗な演出が加わり、まるで絵画を見ているような感覚になりました。

ストーリーは徐々に進み、少しずつ恐怖が増していきます。特に儀式が進むにつれて、不気味な雰囲気が高まります。また、トラウマに悩むダニの心理描写も非常に丁寧で、観客も彼女と共感しながら物語を追うことができました。

総評

『ミッドサマー』は、美しくも恐ろしい妖精物語に仕上がっています。ストーリーや演出に驚きがないように感じるかもしれませんが、それでも展開や演出は非常に緻密で、観客を惹きつけることに成功しています。

また、主演のフローレンス・ピューが見事な演技で、ダニの心情を伝えることができています。

是非、映画館の大画面で『ミッドサマー』の世界に浸ってください。