ストーリー
「私が死にそうなのに、どうして生きることを諦めないの?」と問いかけられた高校生、山内桜良。彼女は「君の膵臓をたべたい」という同級生の日記を偶然拾い、日々の記述に興味を持ち始める。彼女は同級生との交流を通じて、自分自身の人生に真剣に向き合い、不治の病に襲われる彼女と共に一緒に成長していく。
キャスト
- 浜辺美波 – 山内桜良
- 北村匠海 – 君塚悠貴
- 長澤まさみ – 山内すみれ(桜良の母)
- 浅利陽介 – 山内直哉(桜良の父)
感想
本作は、恋愛映画や青春映画ではなく、生死をテーマにした作品である。しかし、全編に渡って絶妙なタイミングで配置されたコミカルなシーンややりとりが、重苦しいムードから解放し、観客を涙と笑いの渦に引き込む。ここはひとつの思春期に於ける優しく、暖かい奇跡の物語であり、切なく、美しく、現代の若者たちに向けてメッセージが込められている。そして、浜辺美波演じる主人公・山内桜良の心の変化が描かれたストーリーの最後には、風景美、演出美、音楽美が見事に調和して、感動のフィナーレを迎える。全体的に感動させられて、とても良い映画だった。是非観るべきであると思う。
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