『君と100回目の恋』映画レビュー

ストーリー

主人公の高校生・翔は、大好きなクラスメート・真央に告白するが、フラれてしまう。しかし、彼女が原因で交通事故に遭い、一命を取り止めてしまった。そこで、彼女が目覚めた時から100回告白して、必ずうまくいくようにという決意をする。翔は、真央と毎日告白をして、自分自身の成長とともに、真央との関係も変化していく。

印象に残った点

この映画は、ひたすら恋愛に取り組む主人公たちの姿が描かれているため、ストーリーが単純なように感じられるかもしれないが、そこが良かった。心から大切な人に思いを伝える、思い切ってチャレンジすることの素晴らしさを再認識させてくれる。また、彼らの成長過程を通して、青春の輝かしさや、友情の大切さを感じることができた。

キャスト・演技

主演の翔役を演じるのは、新鋭俳優の山田涼介。高校生役であるため、若々しい印象が非常に良く、自然な演技が観客の心をつかんだ。また、真央役の新垣結衣は、不器用ながらも心優しい役柄を見事に演じきっている。その他のキャストも、非常にハマっていたと思う。

映像・音楽

映像的には、青春映画ならではの美しさがあった。また、音楽も劇中に入れられた「君と100回目の恋」という楽曲が、非常に印象的なものとなっていた。特にラストシーンでは、その曲が映像と共に鳴り響く中で、涙が止まらなくなってしまった。

総合的に言えば、オーソドックスな青春ラブストーリーではあるが、笑いあり、泣きありの心温まる映画であると感じた。一度は観てほしい1本だ。


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