映画「君の膵臓をたべたい」のレビュー

あらすじ

桜野くりむは通学中に拾った日記をきっかけに、同じクラスの山内陽一と出会う。そして、陽一が膵臓がんであることを知り、彼と一緒に“やり残したことリスト”を作り、実現していく中で、二人の関係が深まっていく。

評価

本作は、2015年に文芸雑誌で発表された住野よる先生の小説「君の膵臓をたべたい」を原作に、2017年に劇場アニメ化された作品です。

ストーリーは、ひたすら青春ラブストーリーというよりは、陽一の心情描写がメインになっています。彼の病状がどんどん悪化していく様子が、とても切ないです。また、桜野くりむとのやり取りが、陽一を支える力になっている様子が感じられます。

アニメーションのクオリティも高く、映像の美しさがストーリーにとてもマッチしていました。音楽も劇中曲が良く、感情移入しやすいです。

ただ、原作の小説を知らない人には、やや理解しづらいシーンもあるかもしれません。また、終盤の展開も、予想が付きやすく、感動的なラストシーンには物足りなさが残ります。

まとめ

「君の膵臓をたべたい」は、ラブストーリーとしても、純粋な友情物語としても楽しめる作品です。陽一の病状が進むにつれてどんどん切ない雰囲気に包まれていきますが、桜野くりむとのやり取りが見どころです。原作小説を読んでいる人も、そうでない人も是非楽しんでみてください。


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