映画『天気の子』のレビュー

あらすじ

東京は、異常気象に見舞われていた。雨が続く中、高校生の森嶋帆高は、雨の日にしか見られない不思議な力を持っていた。そんな中、彼は出会った少女、天野陽菜に心惹かれていく。

登場人物

・森嶋帆高(もりしま ほだか):雨の日にしか見られない力を持つ高校生。
・天野陽菜(あまの ひな):神社で暮らす少女。
・森嶋怜奈(もりしま れな):帆高の妹。
・山田竜輝(やまだ りゅうき):陽菜がアルバイトをしているパン屋の店主。

レビュー

本作は、前作の「君と100回目の恋」で人気を博した新海誠監督による最新作である。本作の特徴は、新海作品らしい美しい映像に加えて、異常気象などの現代社会の問題が取り上げられていることだ。

主人公の帆高が雨の日にしか見られない力を持っているという設定によって、雨の中の景色が美しく描かれている。特に、東京の街並みが雨に反射する様子は圧巻で、劇中での雨の表現力は特筆すべきものがある。

また、異常気象がテーマになっていることもあって、それに伴う人々の心情や行動などが描かれている。人々が何かに頼りながら生きていることや、大人たちが子供たちに頼りにされていることなど、社会派的な要素が感じられる。

物語は、前半は帆高と陽菜の出会いから少しずつ関係が進展していく様子が描かれている。後半は、帆高が異能力を駆使して陽菜を救おうとする展開が繰り広げられる。どちらかといえば、後半はスリリングで、ラストシーンでは感動的なシーンが描かれる。

本作は、新海作品の中でも最高傑作に近いと思われる。映像、ストーリー、音楽、演出、全てがバランスよく、見ごたえがある。必見の作品である。

作品情報

・タイトル:天気の子
・監督・脚本:新海誠
・出演:醍醐虎汰朗、森七菜、寿美菜子、梶裕貴
・公開日:2019年7月19日
・上映時間:112分
・配給:東宝


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