映画『君と100回目の恋』レビュー

あらすじ

主人公のユウキは中学生の時、同じクラスのカオリに一目惚れして以来、彼女のことをずっと思っていた。しかし、カオリは高校受験のため、ユウキが想いを告げた直後に引っ越してしまった。

それから10年後、ユウキは大手広告会社のディレクターとして働いていた。そんなある日、カオリが出演するコマーシャルの撮影に向けて、ユウキは彼女と再会する。そこで、カオリは記憶を失っており、100回ごとに記憶がリセットされてしまうと知る。

ユウキはカオリを助けるため、毎回彼女に自分だと認識してもらうべく、100回目の恋愛を始めることになるのだが……。

感想

まず、映像の美しさには驚かされました。撮影場所やコマーシャルの映像はどれも美しく、素晴らしい色彩と造形に心がひかれます。

また、主演の二人の演技が見事でした。高杉真宙さんの繊細な演技は心にしみ、昨年の『花束みたいな恋をした』から更に成長した姿を見せてくれました。そして、永野芽郁さんの見せ場は何と言っても彼女が演じるカオリの悲しみや孤独感を見事に表現していたことでしょう。

ストーリーは恋愛ドラマとして王道を行くもので、予想通りの結末ではありますが、それでも涙をこらえきれなかったのは、主人公たちが抱える切ない運命と、どこかホッとするような変わらない想いに感じ入ったからだと思います。

まとめ

『君と100回目の恋』は、美しい映像と深い感情に満ちた恋愛ドラマです。ストーリーの王道とも言える展開ですが、高杉真宙さんと永野芽郁さんの演技には心を奪われることでしょう。見終わった後、何度も思い返したくなる作品です。


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