映画『トイ・ストーリー4』の感想

ストーリーについて

『トイ・ストーリー4』は、主人公のウッディーが自身の意義や役割を問い直す物語です。ウッディーは、世界観としては『トイ・ストーリー』シリーズの一貫しているものの、この作品では新たな人形や新しい子供との出会いが物語の中心を占めています。

ウッディーが主導権を握り、敵と対峙するという展開はあまりなく、中盤以降は主要メンバーが小さな冒険を繰り広げるシーンが多くなります。ラストは予測のつかない展開で、感動シーンも盛りだくさんです。

キャラクターについて

新たな登場人物として、ウッディーが出会う“フォーキー”が印象的でした。フォーキーはゴミが原材料でできた人形で、自分自身が“ゴミ”だと思っているにもかかわらず、決して捨てられることを受け入れられずに、ウッディーに助けを求める。このやりとりが、ウッディー自身の変革を導く一因となります。

また、過去作品にも登場したキャラクターが再び登場する場面もあり、ファンにとっては嬉しいシーンが盛りだくさんです。

アニメーションについて

『トイ・ストーリー4』のアニメーションは、今まで以上に緻密で美麗です。人物だけでなく背景の細部まで丁寧に描かれ、観客を没入させます。特に雨の描写は圧巻で、水たまりに映るさまざまなものや、物語の重要なシーンが雨の中で展開される場面は見ものです。

総評

『トイ・ストーリー4』は、シリーズのファンにはもちろん、初めて観る人にも楽しめる映画だと思います。主人公のウッディーが、それまでの役割や意義から開放され、自由に進むことを決断する姿勢は、大人になる現代人にとっても共感できるものがあります。アニメーションの美しさも相まって、ぜひ一度観て欲しい作品です。


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