「君の膵臓をたべたい」のレビュー

あらすじ

高校生の主人公・僕（山崎賢人）は、ある日、クラスメイトの桜葉（浜辺美波）に自分の病名を告げられる。彼女は「私には、すい臓の病気があって、もう余命が少ない。」と言う。

彼女との出会いから、僕の日常は変わっていく。桜葉は余命を意に介さず、いつも明るく振る舞っていた。青春が急に加速した僕は、「桜葉といつか一緒にやりたいこと」を叶えるため、一緒に歩みだす。

監督：月川翔（「リトル・フォレスト冬・春」）

主演：山崎賢人（「デスノート Light up the NEW world」）、浜辺美波（「デイアンドナイト」）

この映画は、原作小説がすでにベストセラーになっていたこともあり、公開前から話題になっていました。実際に観てみると、ベストセラーになる理由がわかります。

ストーリーは、桜葉の余命という切実なテーマを背景に、青春を描いています。桜葉は、全く引け目を見せることなく、前向きに生きる姿勢がとても印象的でした。一方で、僕はその前向きさに縋りつつ、自分自身の感情に苦しみます。

演技も、山崎賢人・浜辺美波共に上手く演じていました。特に、浜辺美波の表情や仕草が、桜葉の純粋さと覚悟を表現していました。

全体的に、映像の美しさや音楽の素晴らしさもあって、心に残る青春映画に仕上がっています。

「君の膵臓をたべたい」は、切ない青春映画として、心に深く残るものでした。原作小説を愛していた人であれば、映画も楽しめること間違いなしです。是非、観てみてください。