映画「シン・ゴジラ」レビュー

ストーリー

日本中を騒がせる巨大怪獣、ゴジラが東京に上陸した。政府は混乱し、有能な若手官僚・岩尾が緊急招集される。彼らは協力してゴジラを倒すための作戦を立てるが、ゴジラは進化を続け、次々と新たな能力を身につけていく。

キャスト

• 岩尾 – 広瀬すず
• 議員・上野 – 染谷将太
• 内閣参事官 – 本郷奏多
• 国土保安次官 – 鹿賀丈史
• 防衛大臣 – 津川雅彦

評価

本作は、ポスト福島ではないかと言われた災害時の政府対応を描いた社会派ドラマでもある。政治家たちが、自分たちが作り上げたシステムが彼ら自身を縛り付け、災害現場での現場主義を押し切れない姿を描く。同時に、実在しうる対応策が突き詰められたリアルな怪獣映画でもある。特撮、音楽、脚本、演技、どれをとってもレベルの高い作品で、怪獣映画の新しい可能性を示したと言えるだろう。