『君の膵臓をたべたい』レビュー

ストーリー

主人公の僕は、高校生のときにクラスでいつも病気っぽい女子・桜葉と出会う。ある日、僕が拾った文庫本に彼女が書いた日記が入っていて、そこには「もうすぐ死ぬ」ということが書かれていた。桜葉は病院でも告知を受けていたが、それを隠していたのだった。返却期限の設定された本を契機に、桜葉と親しくなり、彼女の死の日が迫る中、強く結ばれた2人の物語。

演技・音楽

主演の浜辺美波さんと北村匠海さんが、それぞれ桜葉と僕を演じています。2人が演じる桜葉と僕のひと時が、本当に自然であり、感情移入してしまいました。音楽も良く、物語の背景をより深く表現していました。

映像・美術

本作品の映像は、現代風にしているといった感じはありませんが、その分、とても自然で、いつもの風景と重なります。舞台となった道の中にある街や海岸、そして海など、全体的に爽やかで、観ていてとても気持ちが良くなりました。

総評

今回レビューした『君の膵臓をたべたい』は、これまでに数多くの少女漫画の映画化作品がありますが、全作の中でも文学的、愛情、涙、そして希望に満ち溢れた1作品だと思います。原作者の住野よるさんも、本作品を映像化する際、細かい点にもこだわり、1つ1つのシーンを丁寧に演出しているため、作品には美しさと教訓がたくさんあります。結末に触れずにレビューをしているため、本作品がどういう物語なのか、是非ともご覧ください。


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