『天気の子』レビュー

あらすじ

人々が神と呼ぶ存在の力で天気を操る少年・帆高と、彼を追う少女・陽菜が繰り広げる、奇妙な青春ストーリー。雨の日には明るく、晴れた日には影がちな帆高と、雨の日には元気で、晴れた日には悲しみに暮れる陽菜が、ともに成長していく姿を描く。

感想

本作は新海誠監督の長編アニメーション第5作目となる。新海監督の作品には『君の名は。』や『秒速5センチメートル』があるが、本作も彼の作品の中でもトップクラスの出来だと感じた。

まず、その美しい映像美が印象的だ。自然現象や空間の描写に重きが置かれ、新しい技術も用いられている。もう一つは、音楽の素晴らしさだろう。RADWIMPSの楽曲が映画全体を盛り上げ、物語に感情を催促している。

そして、話については、青春ストーリーながら、神話的な要素や壮大なスケールがある。天気の力を操る帆高が、自らの力を受け入れられずにいたり、陽菜が自分の立ち位置に苦しんだりと、登場人物それぞれの葛藤が丁寧に描かれている。ストーリー展開に軽視を感じする箇所もあるが、全体的には見応えがある。

まとめ

『天気の子』は、アニメーション、音楽、ストーリー、全てが素晴らしく、2019年の映画の中でも特におすすめしたい。是非劇場で堪能してほしい一作である。

※本記事はあくまでも私見です。感じ方は人それぞれなので、ご自身で観て感想を持っていただければ幸いです。


投稿日

カテゴリー:

投稿者:

タグ:

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です