ストーリー
主人公の男性(演:山田健太郎)は、10歳の頃、ある女性(演:広瀬すず)に一目惚れしていた。しかし、女性は引っ越して行ってしまい、その後は会うこともなくなった。
それから20年後、男性は偶然同じ市役所に勤める女性と再会する。女性は役所の新人職員で、男性が勤める課に配属された。男性は女性に一目惚れした瞬間、彼に訪れた衝撃的な事実に気づく。
彼女こそ、彼が10歳の時に出会った女性であったのだ。
男性は、今度こそ、女性に再びアタックを仕掛けようと決意するが、彼女はすでに結婚していて、しかも毎日同じ場所で、同じ時間に、同じ出来事を繰り返すという繰り返し現象に囚われてしまっていた。
そして、男性は女性をこの現象から解放するべく、あらゆる方法を模索するのだった。
演技・演出
山田健太郎は、主人公の男性を素晴らしい演技で演じている。彼の感情の揺れ動きが非常にリアリティを帯びており、観客の感情を引きつけることに成功している。
一方で、広瀬すずの演技には少し難がある。彼女の演技力は高く、美しさもあるが、主人公に想いを寄せる女性としては、もう少ししっかりとした印象が欲しいと思われる。
演出に関しては、場所の設定や光の使い方など、様々なアイディアが盛り込まれており、見どころが多い。しかしながら、一部のシーンにおいては、演出がやや無理やり感がある印象がある。
印象に残ったシーン
本作は独自の世界観があり、多くのシーンが印象的である。特に、男性が女性を解放するために、毎日何度も同じ行動を繰り返すシーンは、観客に強い印象を与えることができる。
また、男性と女性の過去の出来事が語られるシーンにおいては、物悲しい雰囲気が漂い、観客の心を捉えて離さない。
まとめ
本作は、恋愛映画としては異色な作品である。独自の世界観や、印象的なシーンが多くあり、観客を集める要素が多数ある。ただし、演出にやや無理やり感がある部分があったり、広瀬すずの演技に少し問題があるなど、改善の余地があるといえる。
全体的には、見応えのある作品であり、恋愛映画が好きな方にはおすすめできる作品である。
コメントを残す