映画レビュー「君の名は」

あらすじ

田舎に住む高校生の三葉と、東京で暮らす高校生の瀧が、奇妙な夢を見るようになる。それぞれの夢の中で、お互いの身体に入れ替わってしまう。何度も入れ替わりを繰り返すうち、お互いに感情が交わり、惹かれ合っていく。

感想

本作は、入れ替わりを通じて織りなされる二人の青春の物語が、見事に描かれている。特に、三葉が東京に行くというシーンでは、瀧の家族とのやり取りが、丁寧に描かれている。
また、劇中の美しい風景描写や、音楽に合わせた映像のカット割りは、心に残るものだった。
ただ、ストーリーに一部凝りすぎた部分もあるのではないかと思った。終盤に向かうほど物語が複雑になっていき、次々と設定が出てくるため、一部理解しきれない箇所もあった。

まとめ

「君の名は」は、観客のハートを揺さぶる感動作である。描写される青春物語や美しい映像に注目してみると、新たな発見があるかもしれない。ただ、物語の進行にやや疑問を感じる部分もあるため、予習してから鑑賞することをおすすめする。