あらすじ
バットマンの宿敵として知られるジョーカーが、自身の壮絶な人生によって狂気に陥っていく様子を描いたサスペンス映画。主人公のジョーカーは、社会の暴力に苦しむ孤独な男であり、やがて自分自身の独白によって犯罪者としての立場を確立していく。
キャスト
- ジョーカー – ホアキン・フェニックス
- マレイ・フランクリン – ロバート・デ・ニーロ
- ソフィー・ドゥモンド – ジェシカ・チャステイン
感想
この映画は、ジョーカーというキャラクターが悪役として描かれる従来の作品とは違い、主人公として紹介されています。しかも、その狂気に満ちた心情が描かれていく様子が非常に重苦しく、観る側が不快な気持ちになることもあるでしょう。しかし、ホアキン・フェニックスの演技が優れていることは間違いありません。彼が演じるジョーカーは、常にどこかが壊れている印象を与えており、それが彼の行動原理に繋がっています。
また、特に映像的には、グリムな雰囲気が非常に好ましいです。ジョーカーが街を徘徊する映像は、まるで自分自身を世界に売り込んでいるかのようであり、その姿勢に怖さを感じます。
ただ、この作品はすべてを受け入れるにはあまりにも過激な内容となっているため、観る際には覚悟が必要です。しかし、それだけジョーカーが人々に与える影響力が強いということでもあり、見応えはあるでしょう。
評価
この作品には向き不向きがあると思いますが、映画としての完成度は高いと言えます。ジョーカーというキャラクターに興味がある方は、是非一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。
評価:★★★★☆
コメントを残す