ストーリー
『君と100回目の恋』は、記憶喪失に悩む主人公・内川と、彼女・由美の愛の物語を描いた作品です。
内川はある日、自分が過去100回も由美と出会っては別れる恋愛をしてきたことに気づきます。それでも由美を想っていた内川は、もう一度彼女と愛を確かめようと、由美との約束の場所へ行くことを決意します。しかし、由美との再会は内川の記憶喪失という障害によって、そのたびに初めて会ったという状態に戻されてしまうことになります。
キャスト・演技力
主人公の内川役を演じたのは、俳優の松下洸平さんです。内向的で物静かな性格を演じ分け、内川の思いを熱演しています。また、由美役を演じたのは女優の新垣結衣さんです。可愛らしさと優しさを兼ね備えた演技で、由美の心情をうまく表現しています。
映像・音楽
映像的には、内川と由美が出会う場所や、季節感を感じる風景が美しく描かれています。特に、由美が話す星座や、内川が描く絵は本当に美しく、どのシーンも一つ一つが印象的であることが魅力です。
音楽面では、恋愛映画らしいメロディアスな曲を多く使用しています。特に、内川が由美への思いを歌う場面は、感動的で胸に迫るものがありました。
感想
本作は、一度結ばれた愛でも、運命的な出会いによって再び愛が芽生えることを描いた作品です。また、100回もの再会と別れの繰り返しによって、一つの恋愛を縦軸、横軸で多角的に描かれる点も面白く、見ごたえがありました。
ただ、中盤からの内川と由美のやり取りが多くなったため、多少退屈に感じる場面もありました。しかし、その中でもそれぞれの想いや言葉に意味があることが分かり、引き込まれていくような感覚を覚えます。
まとめ
『君と100回目の恋』は、愛の物語を丁寧に描き、美しく胸にストレートに響く作品であることは間違いありません。もし、恋愛映画が好きならば、必見の一本だと思います。
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