映画『君の膵臓をたべたい』の感想レビュー

ストーリー

本作は、タイトルからもわかるように、主人公の少年が同級生の女子から病気の告白を聞き、彼女との交流を通じて自分自身や周囲の人々と向き合っていく姿を描いた青春ドラマ映画です。

演出・撮影

本作は、主人公の内面に焦点を当てるため、シンプルな演出やシンメトリーな構図を多用しています。また、冬の寒々しい風景も効果的で、心情や季節感を表現する演出が光ります。

キャスト

主演の北村匠海さんが、主人公・亜樹役を演じています。物静かで内向的な役柄でしたが、細かい表情や仕草で心情の変化を見せる演技が素晴らしかったです。また、共演の浜辺美波さんが、病気と向き合う少女・さくら役を繊細に演じており、二人の掛け合いが見所でした。

音楽

劇中歌の「やさしさに包まれたなら」が、映画の印象を深めました。物語の重みに合わせた音楽が心に響きました。

オススメ度

本作は、恋愛要素もあるものの、病気や死を扱った重めのテーマがあります。しかし、青春映画としての要素もしっかりと盛り込まれており、心を打つ感動作品に仕上がっています。特に、若者の心情描写がリアルに描かれているので、同世代の方々には特にオススメです。