ストーリー
主人公アーサー・フレックは、毎日をクスリとコメディアンとして生きる男。彼の人生は貧困や虐待に苛まれ、孤独感に押しつぶされている。そんな彼が次第に、ジョーカーとして犯罪者としての一歩を踏み出していく。
感想
本作は、DCコミックのキャラクターであるジョーカーの誕生秘話を描いた作品です。アーサー役を演じるホアキン・フェニックスの演技は本当に素晴らしく、彼がこの役を演じたことで、この作品が生まれたと言っても過言ではないくらいです。アーサーがジョーカーに成り果てる過程が、その過程を見ることができるため、ジョーカーがどうしてあんなにも恐ろしい人物になったのかが分かって、より深くこのキャラクターを理解できました。
また、本作は社会の貧富の差やいじめ、メンタルヘルスの問題を描いた作品でもあります。アーサーが社会的な承認を受けられない人物であることが、彼をジョーカーに変えていきます。この社会の皮肉や当たり前のことができない人々に対する同情心が、観客にも響きました。
ラストシーンは印象深いものでした。ジョーカーが病院の廊下を歩くシーンは、今までにない鳥肌が立つほどの名シーンでした。そして、ラストの笑い声のため、自分自身もその空気感に引き込まれていました。
評価
9.5/10
ホアキン・フェニックスの演技、ストーリーの展開、映像美、すべてが素晴らしかったです。色合いや音楽も絶妙です。ただ、この作品は暴力や暴言表現が多いため、苦手な人にはおすすめできません。
まとめ
『ジョーカー』は、DCコミックのキャラクター、ジョーカーの誕生秘話を描いた作品です。主人公の過去や社会問題を取り扱ったストーリーで、ホアキン・フェニックスの演技が光ります。ただ、暴力や暴言表現が多いため、苦手な人にはおすすめできません。
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