概要
「ジョーカー」は、DCコミックスのバットマンシリーズに登場するヴィラン「ジョーカー」の原点を描いた映画。監督はトッド・フィリップス、主演はホアキン・フェニックスが務めた。
ストーリー
舞台は1981年のゴッサムシティ。職を失い、母親と二人暮らしのアーサー・フレックは、人々からいじめられ、追い詰められていく。そんな中、彼はクラウンというテレビ番組のお笑いコンテストに出場することになり、少しずつ自信を取り戻していく。しかしその後、父親役としてアングリー・マーレイというトークショーゲストとして呼ばれたアーサーは、自分の母親から衝撃的な事実を知らされる。やがて、アーサーはジョーカーへと変貌し、ゴッサムシティに混乱をもたらす。
評価
フィリップス監督が描く、アーサーの心の闇と成り行きが描かれる本作は、圧倒的な映像美とともに、フェニックスの演技が光っている。彼は、原案をもらってから体重を減らし、ジョーカーに必要な痩せ細った外見を作り上げ、緻密に役作りを進めた。その結果、アカデミー賞をはじめ、数々の賞を受賞することになった。
また、映像表現も秀逸だ。1970年代から1980年代にかけての懐かしい雰囲気や、ゴッサムシティの退廃的な風景が緻密に描かれ、観客を引き込むことに成功している。
ただし、本作は暴力的かつ過激な描写が多く、一般向けではないことも指摘されている。そのため、観る際には十分な注意が必要である。
まとめ
「ジョーカー」は、見応えのある映像美と、フェニックスの演技が光る作品だ。しかし、暴力的な描写が多いため、注意が必要である。原点を描くことで、ヴィランとしての「ジョーカー」の存在感が一層増した作品と言えるだろう。
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