『君の名は。』レビュー

ストーリー

本作は、東京と山の奥深くに住む二人の青年・瀧と三葉が、夢を通して入れ替わるという不思議な現象から始まる。

二人が互いの生活を知る中で、やがてそれぞれの本当の願いが次第に明らかになっていく。

しかし、二人の入れ替わりは、やがて激しい天変地異が巻き起こる前触れとして現れていることがわかり、瀧と三葉は互いの身を案じながらも、それぞれ自分の望む未来を探す旅に出るのであった。

感想

本作は、美しい映像をはじめ、心温まるストーリー、そして印象的な音楽が絶妙に組み合わさった傑作アニメーションである。

主題歌の『前前前世』をはじめ、劇中で流れる音楽はどれも印象的で、映像と一体となり、物語をより深化させている。

また、登場するキャラクターたちの魅力的なキャラクター設定や、彼らが抱える悩みや思いには心を打たれるものがあり、ストーリーの展開にもしっかりとした筋があり、観る者を飽きさせることなく引き込んでいく。

『君の名は。』は、青春ものからファンタジーまで、さまざまなジャンルに分類される作品であるが、それにとらわれず、どんな年代にも楽しめる、心に残る作品である。