映画「ジョジョ・ラビット」レビュー

ストーリー

第二次世界大戦下のドイツを舞台に、10歳の少年ジョジョがナチスに傾倒する中、彼が描く理想と現実のギャップを描いた物語。

まず、物語が面白かったです。ジョジョの戦争やナチスへの傾倒がどこか滑稽に描かれるところがコミカルで、一方で戦争中の恐怖や苦悩もリアルに描かれている点が魅力的でした。

キャストも素晴らしく、ローマン・グリフィン・デイヴィス演じるジョジョは少年らしい可愛らしさとナチスに対する幼さを上手く表現していました。また、タイカ・ワイティティ自身も出演しているアドルフ・ヒトラー役は笑いを誘う反面、ナチスの恐ろしさをリアルに描いた演技でした。

スカーレット・ヨハンソン演じるロージーは孤独な母親として、愛情深くジョジョを見守る姿が印象的でした。

オフビートな物語やキャラクター、そして音楽も合わさり、世界観が独特でありながらも心に残る映画でした。

5/5

全体的に面白く、キャストも素晴らしく完璧な映画でした。特に物語やキャラクターにこだわる方にオススメの作品です。